こんにちは。今回は、私が実際に育児休業を取得した際の準備や注意点についてまとめてみました。これから育休取得を考えている方の参考になれば嬉しいです。
1. 妊娠確認後、できるだけ早く上司に報告
私の場合、妊娠4ヶ月のタイミングでまず直属の上司に報告しました。まだ安定期ではありませんでしたが、「安定期に入っても何があるか分からないので、早めに相談しておきたい」と伝えました。
信頼関係を築くうえでも、早期の相談は大切だと感じました。
2. 育休の希望期間は長めに設定しておく
初めは**「6ヶ月取得したい」と伝えましたが、最終的には3ヶ月に短縮しました。
これは、上司や周囲の反応や業務の状況などを見ながら調整した結果です。
最初から短く言って後から延長するよりも、「長めに伝えて調整する」方がスムーズに話が進みました。**
3. 仕事を引き継ぐ同僚には早めに相談と依頼を
直属の上司とほぼ同時に、自分の業務を引き継ぐ予定の同僚にも早めに相談しました。
「◯月から育休に入る予定なので、引き継ぎをお願いしたい」と丁寧に伝え、相手の負担にならないように進め方も一緒に考えるようにしました。
感謝と敬意を持ってお願いすることが信頼につながると実感しました。
4. 引き継ぎ資料をしっかり準備
業務内容を誰が見ても分かるようにドキュメント化。さらに、上司と同僚と一緒に引き継ぎ内容の打ち合わせを入念に行いました。
この段階で**「休んでも大丈夫」と思ってもらえる環境を作ることが重要**です。
5. 普段から信頼を積み上げておく
これは育休の話が出るずっと前からの準備です。
・日々の仕事に全力で取り組む
・家庭や育児に積極的な姿勢を周囲に見せる
・報連相を怠らない
こうした積み重ねが、「育休を取ってもいいよ」「応援したい」と思ってもらえる基盤になります。信頼貯金、大事です。
6. 休暇前に社長・人事への御礼メール
休暇に入る直前、社長や人事担当、関係部署の方々へ感謝の気持ちを込めたメールを送りました。
「育休をいただける環境に感謝していること」「戻ってからも引き続き頑張る意志があること」を伝えると、良い印象を残せます。
7. 同じ部署の人たちには菓子折りを持参
形式的かもしれませんが、育休前の最終出社日にお菓子を配りました。
「直接言えない人にも感謝を伝えたい」「職場にいい空気を残していきたい」という思いからです。
こうした気配りが、今後の人間関係にも良い影響を与えてくれました。
8. 復帰後の働き方の見通しも早めに共有
育児によって、これまでのような働き方ができない可能性があるという不安を正直に上司に共有しました。
例えば「朝の出社時間が多少遅れるかもしれない」「急な休みが入る可能性がある」など、現実的な育児との両立の課題を共有しておくことで、復帰後のギャップや摩擦が減ります。
会社としても事前に準備ができ、配慮してもらいやすくなりました。
9. 会社規定と社会保険制度の確認は早めに
育休を取得するにあたって、会社の就業規則や育児休業規定をしっかり読み込みました。
中でも重要だったのが以下の点です:
- 育休の申請期限(いつまでに申請が必要か)
- 賞与支給の条件(私の会社では、支給月の前3ヶ月間の勤務実績が必要だったため、有給と組み合わせて調整しました)
- 社会保険料の免除(育休中は免除される制度があります)
- 産後パパ育休や出生時育児休業給付金といった国の制度の活用
制度の内容は複雑ですが、人事や労務担当に遠慮せず相談することが大切です。
「給与はどうなる?」「ボーナスは支給される?」といった聞きにくいことこそ、早めに聞いておくと後が楽になります。
10. 育休中の連絡ルールを明確に
育休中の働き方も曖昧にせず、「基本的に会社からの連絡には対応しない」方針を事前に伝えました。
ただし緊急の場合は、私用の連絡先に連絡してもらうようにお願いし、折り返しには時間がかかることも共有しました。
会社側もこの姿勢を尊重し、「育児に専念してもらえるようにする」という配慮をいただけたのは大きかったです。

まとめ:育休取得は「事前準備」が9割
育児休業は制度としての権利ではありますが、周囲への配慮と丁寧な段取りによって、本人も会社も気持ちよく進められることが分かりました。
もしこの記事が、これから育休を取ろうと考えている方のヒントになれば嬉しいです。
最後に:育休は「権利」だけど「感謝」も忘れずに
育児休業は当然の権利です。でも、会社やチームが協力してくれるからこそ取得できる側面もあります。
だからこそ、準備を怠らず、丁寧なコミュニケーションと感謝の気持ちを忘れないことが大切だと感じました。
これから育休を検討している方の参考になれば幸いです。