はじめに
「育休って、実際どうなの？」
3か月間の育児休業を取得し、家族と過ごした時間は、思っていた以上に大変で、そしてかけがえのないものでした。
今回は、その体験をもとに、「男性の育休」のリアルな一面を綴っていきます。
育休を取ったきっかけ
- 第一子出産時、妻に産後うつに近い症状があったこと
- 二人目出産の際には、しっかりと家族をサポートしたいと思ったこと
- 子どもと向き合えるのは今しかない、と強く感じたこと
この3つが、育休取得を決断した理由です。
家族・職場の反応
育休を取ることに対し、職場の上長や同僚からは**「育休が取れる体制を整えたい」と前向きな声**をいただきました。
また、妻や義父母も賛成してくれたことで、安心してスタートを切ることができました。
育休中のリアルな1日
僕の担当は主に第二子（息子）の育児。具体的にはこんな感じの1日でした。
- 夜間授乳のサポート
- 長女の保育園準備・送迎
- 授乳、オムツ替え
- 妻と交代で昼寝
- スーパーへ買い物
- 沐浴
- 寝かしつけ
まさにノンストップの毎日！体力も気力も求められました。
育児を通じて得た気づき
第一子のときの妻の苦労を、ようやく理解した
日中ずっと赤ちゃんと二人きりで過ごすというのは、思っていた以上に孤独で大変でした。
誰にも相談できず、一人で全てを抱え込む苦しさ。
「これを妻は一人でやっていたのか」と、胸が締めつけられる思いでした。
育児で一番つらかったこと
特につらかったのは、夜中の泣き声に焦る気持ちとイライラです。
他の家族に迷惑がかかるのでは…と神経をすり減らしながら、なかなか泣き止まない息子に対してストレスを感じる瞬間もありました。
また、授乳しても吐き戻しが多く、服やシーツの全替えになることもしばしば。
育児を通じて自分が変わったこと
- 時間の使い方がうまくなった
- 自分の身支度は最低限にし、子どもに合わせて必要なことだけに集中
- 体調管理や判断力にも自然と気を配るように
“やること”と“やらないこと”を選ぶ力がついた気がします。
仕事への影響は？
育休前は「自分のペースでなんとかやりきる」タイプでしたが、復帰後は**「周囲の支えがあってこそ仕事ができる」**という考えに変わりました。
仕事も育児も、チームでやるもの。
そんな感覚が自然と身につきました。
育休を迷う人へ伝えたいこと
育休を取ることで、確かに仕事や収入面での不安もあると思います。
でも、人生の中で子どもと一緒に過ごせる時間は、実はとても短い。
その一瞬に向き合えたことは、これからの人生を支えてくれる大きな“財産”になるはずです。
今後への思い
育休という制度がもっと理解され、誰もが気兼ねなく取得できる社会になってほしい。
そして、経済的にもサポートが広がり、“休むことに罪悪感を抱かない”空気が定着することを願っています。
おわりに
僕にとってこの育休は、“人生の転機”でした。
父親として、人として、大切なことに気づくことができました。
この記事が、これから育休を考える方、育児に奮闘する方へのヒントになれば嬉しいです。
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