育児と筋トレ、どちらも生活の一部。腹筋ローラーやプランク、バックエクステンションを日課にし、体幹もしっかり鍛えていたつもりでした。
第一子のときも、抱っこやお世話で腰を痛めることはなく、「自分は大丈夫」と思っていたんです。
しかし、そんな自信を打ち砕く出来事が——そう、ぎっくり腰でした。
「鍛えているから平気」は通用しなかった
私は毎日、腹筋ローラー・プランク・バックエクステンションを取り入れた自重トレーニングを継続しています。
特に腹筋と背筋を意識して、体幹を整えることを目的にしていました。
そんな背景もあって、第二子の育児が始まっても、抱っこなどの動作に不安はありませんでした。
むしろ「第一子のときと同じようにできる」と油断していたのです。
スネの高さのネムリラが落とし穴に
ある日、日中の定位置となっているネムリラ(電動バウンサー)で寝ていた第二子を、いつものように抱き上げようとした瞬間。
スネのあたりの高さにあるネムリラに手を伸ばし、少し前傾したときに、腰に「ピキッ」という違和感が走りました。
次第に仙骨まわりから腰全体にかけて、ギシギシと軋むような強い痛みが広がり、
散歩どころか、起き上がるのも、立ち上がるのも一苦労という状態に。
痛みと不安、整形外科に行くべきか?
「これはギックリ腰か?」「整形外科に行くべきか?」と焦りがよぎる中、
まずは信頼している整体師さんに電話で相談しました。
いただいたアドバイス
- ギックリ腰なら、立ち上がることもできないような激痛になる
- 痛みが少しでも落ち着いていたり、少しでも歩けるなら軽い捻挫の可能性
- まずは冷やすこと
- 長風呂は避けて温めないこと
- とにかく安静に、無理をしないこと
「なるほど、今の自分の状態なら捻挫かもしれない」と納得でき、なによりも安心感が得られました。
妻の神対応と、家族の支え
そこからは妻が全面的に家事育児を担ってくれました。
- 前傾姿勢になるような家事を回避
- 義母に連絡をとってコルセットや湿布を受け取ってくる
- 第一子の保育園送迎
- 夜間授乳など、すべてを代わりに対応
改めて、パートナーの存在のありがたさを実感した数日間でした。

コルセットと湿布で応急対応
私はアドバイスどおり腰を冷やし、コルセットを巻いて安静第一。
湿布で痛みを抑えながら、無理をしないように努めました。
数日経つと徐々に痛みは和らぎ、少しずつ動けるように。
再発防止に向けた工夫
この一件で、「筋トレしている=腰に強い」わけではないことを痛感しました。
特に育児特有の“中腰+ねじれ”動作は、筋トレでは鍛えきれないリスクがあります。
意識していくこと
- 腰を曲げずに膝をしっかり曲げてしゃがむ
- 赤ちゃんにできるだけ身体を近づける
- 無理な体勢は一人で抱え込まない
こうした基本動作を見直して、再発防止に努めたいと思います。
まとめ:筋トレよりも大切だった「相談できる安心感」
体が鍛えられていても、不意の動作や慢性的な負担は別問題。
今回、痛みが出た直後に整体師さんに相談できたことで、冷静に対処できたのは大きな救いでした。
そして、支えてくれた妻の存在なくしては、数日の育児生活は乗り越えられなかったはずです。
「筋肉は裏切らない」と言いますが、それ以上に「人の支えは裏切らない」
と実感した、ある育児中のぎっくり腰体験でした。